徳留工業のことを、少しでも知っていただけたら幸いです。
私は水道屋に勤めていたのですが、自分主体で仕事がしたいと思い、24歳の時に独立しました。場所は祖父母と父が営んでいた「徳留商店」を使わせてもらいました。
独立を決めた時に、父以外は「サラリーマンのままがいいのでは?」「錦江町で仕事なんて・・・」と止められたのですが、諦めきれず独立しました。
仕事については経験があり、仲間もいてくれたので、大丈夫だったのですが、経営の面でとても苦労しました。会社を経営するには知識がたりない面が多すぎました。妻も子どもの面倒をみながら、私の手伝いをしてくれた上に、経験もなく、教えてくれる人もいない状況で経理の仕事まで ・・・。子育てに関しては母や妹が手伝ってくれたとはいえ、本当に苦労をかけました。今も変わらず支えてもらっていて「ありがとう」の一言だけでは言い表せません。
創業当初の頃でよく覚えているのはお茶工場です。
火事が起きた時に使用される消火設備や、機械の排水や給水、そしてトイレなどの給排水設備を担当しました。今まで積み重ねてきた信頼から生まれた、初めて任された大きな仕事は、不安よりも嬉しさでいっぱいでした。
スタッフにも印象に残っている現場のことを聞くと「とみいち九州」・「佐多岬展望所」など大きな場所が特に印象に残っているようです。
今は、農業用水の配管の仕事が多いです。特に鹿屋で盛んです。意外に思われるかもしれませんが、鹿屋の畑も水を運んできて畑にまくところが多いんです。「水をタンクに入れて、車に乗せて、撒く・・・。」言葉にするだけでも大変さが伝わります。その大変な作業が、蛇口をひねれば水が出る。蛇口から畑の農作物に水をまければとても楽です。何より畑に水をひっぱれることで、ある程度の農作物が栽培できます。何十年と苦労をされていた方から「これで楽になる。ありがとう。」という声を聞くたびに「これで仕事が楽になる人が増えた。身体や心の負担を少しでも減らすことができた。」と、嬉しくなります。
みなさん名刺をご覧になると驚かれるのが、錦江町だけでなく鹿屋市・鹿児島市・沖縄県(石垣市)・宮崎県(都城市)の上下水道指定工事店の許可を持っていることです。
独立した時はみんなの不安が的中し、錦江町事態に仕事が少なく、どうしようかと途方にくれました。すでにスタッフもいます。仕事が来るのを待っているわけにはいきません。「自分から仕事のある所に行かないと!!」と走り始め鹿屋市・鹿児島市・沖縄・宮崎と許可を取りました。
足を運んでも鹿屋市や鹿児島市までだろうと思っていました。そんなとある日、沖縄で建築を手掛ける友人から「沖縄の水道業者さんが忙しすぎて、他県の業者まで手が回らない状況ないんだけど、どうにかならないかな?」と相談されました。沖縄は建築ラッシュという話を聞いていたのですが、リモートワークが当たり前になりつつある今、移住先として更に人気急上昇中なんだそうです。友人が困っているから助けたい。できるかわからないけど、何もやらずに「できない」と断りたくなかったので「できるかわからないけど、調べてみるね。」と伝えて、許可を取得するまで2年かかりました。
今でも錦江町の仕事は他の市町村に比べると少ないです。いっそうのこと、鹿屋市に事務所を移した方がいいのかな?と思いはしますが、私を育ててくれたこの町に、恩返しがしたい・・・。 その気持ちが消えることはありません。
やはり錦江町が原点です。
祖父母も父も、母も眺めてきたこの町を、そして、私と妻、子どもも見てきたこの景色を心に映しながら、いろんなことを学んだこの町で、これからもたくさんのことを教わりながら、大切にし ていきたいです。
錦江町といえば神川大滝が有名ですが、私は、山があって、神ノ川から神川海岸へ流れ込む一連の景色が好きです。
会社に出社するとき、帰社するとき、その眺めを見ることができます。心落ち着くこの場所に「徳留商店」を建ててくれた祖父母に感謝です。
会社の前を神ノ川が流れています。今は危ないとうことで、子どもたち同士で川で遊ぶのは禁止されていますが、私の小さい頃は遊び道具がないので、自分たちで遊びを作って楽しんでいました。海や川で泳いだり、釣りをしたり。釣りでは魚はもちろん、テナガエビやウナギ、カニを とっていました。とてもキレイな川です。
自然に囲まれて育ったためか、キャンプも好きで、ソロキャンプの道具は全部揃っています!神川海岸が大好きなのですが、神川キャンプ場には照れくさくて泊ったことはありません・・・。ですから他県の海岸でキャンプをしています。山のキャンプにも挑戦してみたいと思っていますが、その時は初心者なので、経験者の方と一緒に行きたいと思います。
スタッフの中にはキャンプ好きはいないようですが、「宿利原の東屋から見る星空」が好きだったり、「内之浦の辺塚海岸」「花瀬公園」など自然が好きだったりと、水に関わっているからか?自然が好きなスタッフが多いようです。これから、県外からの移住者も増えるかもしれませんし、その流れで、県外から徳留工業に入社される方がいらっしゃった時は、私をはじめ、大隅半島の大自然を味わってもらえるよう案内しますので、楽しみにしてくださいね!